吉 田 義 勝 (よしだ・よしかつ)



 のちにフライ級(52kg級)で強さを見せた日本レスリングだが、1964年東京五輪まではソ連、トルコ、イランの前に世界一を輩出できないでいた。特にアリ・アリエフ(ソ連)には、どの大会でもだれも勝てず、アリエフ打倒が東京五輪の課題だった。

 これを達成したのが国内の並みいる強豪を退けて五輪代表となった吉田。予選リーグでのアリエフの試合を研究するうちに、あるくせを発見。これで打倒アリエフを果たし、決勝も韓国選手に圧勝。東京五輪金メダル軍団最初の金メダルを決め、あとにつなげた。

【生年月日、出身】1941年10月30日、

【所 属】日大

【全日本選手権成績】63年=2位、64年=優勝、67年=優勝(以上フリー・フライ級)

【五輪・世界選手権成績】64年東京五輪=優勝(フリー・フライ級)


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