宗 村 宗 二(むねむら・むねじ)



 東京五輪の最終予選で優勝しながら、国際試合の実績不足、攻撃力の甘さを指摘され、同五輪の代表を逃した屈辱を持つ。この悔しさをばねにその後の4年間、努力を重ね、68年メキシコ五輪でメーンポールに日の丸を上げた。もろ差しからの攻撃の強さは抜群だったが、それ以上に防御も強かった。

 八田一朗会長はよく「夢の中で勝て」と教えたが、五輪の最終日の前夜は夢の中で巨大ガエルに遭遇。負けることなくつかまえ、師の教えを実践しての金メダル獲得だった。


【生年月日、出身】1943年9月1日、新潟県出身

【所 属】新潟・巻農高〜明大〜大谷運輸(メキシコ五輪時)

【全日本選手権成績】64年=優勝、65年=優勝、66年=優勝、67年=優勝(以上ライト級)

【五輪・世界選手権成績】65年=4位、66年=4位、68年メキシコ五輪=優勝(以上グレコ・ライト級)

 

《前ページへ戻る》 inserted by FC2 system