歴代の日本の五輪・世界チャンピオンの中でも、寝技の強さといえば、56年メルボルン五輪優勝の笹原正三と森田の2人が双璧といわれる。64年東京五輪は逃したものの、翌年の世界選手権で銅メダルを獲得。その後、金子正明という壁が出現し68年メキシコ五輪は逃したが、翌69年の世界選手権で勝ち、その屈辱をはね返した。
当時、群馬・館林高教。数多くいる五輪・世界王者の中で、高校教員で世界一に輝いたのは森田が初めて(のちに佐々木禎)。価値ある世界一だった。
【生年月日、出身】1942年12月17日、群馬県出身
【所 属】明大〜群馬・館林高教(世界王者時)
【全日本選手権成績】66年=2位、67年=優勝(以上フリー・フェザー級)
【五輪・世界選手権成績】65年=3位(フリー・フェザー級)、69年=優勝(フリー62kg級)