伊達治一郎(だて・じいちろう)



 世界に誇れるレスリング王国を築いた日本だが、中量級以上といえば、56年メルボルン五輪で池田三男が勝って以来、世界一は生まれていなかった。グレコローマンで72年ミュンヘン五輪に出場した伊達が、その後フリーに専念して75年に世界3位。76年モントリオール五輪では前年世界2位のイラン選手にフォール勝ちするなどして圧勝。日本が弱いとされた中重量に金メダルをもたらした。


【生年月日、出身】1952年1月6日、大分県出身

【所 属】大分・大分農高〜国士大〜国士大教(モントリオール五輪時)

【全日本選手権成績】70年2位(グレコ74kg級)、71年2位(フリー74kg級)、72年優勝(グレコ74kg級)、74年2位、75年2位、76年優勝、79年優勝、80年優勝(以上フリー74kg級)

【五輪・世界選手権成績】72年モントリオール五輪=3回戦敗退(グレコ74kg級)、75年=3位、76年モントリオール五輪=優勝、80年モスクワ五輪=幻の代表

 

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