宮 原 厚 次(みやはら・あつじ)



 グレコローマン軽量級で一時代を築いたのが宮原。高校時代は柔道選手だったが、自衛隊に進んでレスリングへ。48kg級で出場した79年世界選手権では結果を出せなかったが、1階級アップして81年世界選手権で2位。その後世界のトップを守り、84年ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した。

 その後も86年アジア大会で勝って第一人者の貫禄を示す。五輪V2が期待されたソウル五輪では、ソ連の強豪を破るなどして勝ち進んだが、決勝でヨン・ロニンゲン(ノルウェー)に敗れ、惜しくも銀メダルに終わった。


【生年月日、出身】1958年12月20日、鹿児島県出身

【所 属】鹿児島・岩川高〜自衛隊(ロサンゼルス五輪時)

【全日本選手権成績】79年優勝、80年3位(以上グレコ48kg級)、81年=優勝、82年=優勝、83年=優勝、84年=優勝、85年=優勝、86年=優勝、87年=優勝、88年=優勝

【五輪・世界選手権成績】79年=2回戦敗退(グレコ48kg級)、81年=2位、82年=6位、83年=6位、84年ロサンゼルス五輪=優勝、85年=4位、86年=3位、87年=2回戦敗退、88年ソウル五輪=2位

 

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