山本 聖子(やまもと・せいこ)


 94年全日本女子選手権44kg級に13歳で3位に入賞。その後、同世代の大会で優勝を積み重ねるほか、96年シャウブ女子国際大会(フランス)カデット51kg級で優勝するなど国際舞台でも実績を残す。

 97年にアジア・チャンピオンへ。98年JOC杯ジュニア54kg級優勝。世界女子ジュニア選手権は6位と不振だったが、同年の全日本女子オープン51kg級を制して初めてシニアのタイトルを獲得。99年3月のジャパンクイーンズカップ99では世界チャンピオンの篠村敦子をフォールで下して優勝。同年、世界女子ジュニア選手権54kg級、世界女子選手権51kg級で優勝。さらに00年も世界女子ジュニア選手権54kg級と世界女子選手権56kg級の二大大会を制した。

 01年も東アジア大会と世界選手権で勝ち好調を維持したが、02年は吉田沙保里の急成長の前に日本代表の座を逃した。それでも世界学生選手権、ワールドカップで優勝した。

 03年は59kg級で世界選手権の代表となり、2年ぶり4度目の世界一へ。ワールドカップにも出場した。しかし2004年アテネ五輪は55kg級で吉田沙保里との激闘に敗れて逃した。その後、2006年アジア選手権59kg級で優勝するなどしたが、同年の世界選手権の出場を逃したことで現役を引退。

 しかし、北京五輪を観戦したことで現役復帰を決意。2009年ポーランド・オープン59kg級で優勝し、以後は63kg級へ。全日本女子オープン選手権で優勝したあと、全日本選手権で3位。2010年は全日本選抜選手権、全日本選手権ともに五輪V2の伊調馨に敗れて2位だった。

(以上、2010年12月現在)


【生年月日、出身】1980年8月22日、神奈川県出身

【身長】165cm

【所属】東京・トキワ松学園高〜日大〜ジャパンビバレッジ〜スポーツ・ビズ

【コーチ】山本郁栄、富山英明、金浜良

【レスリング歴】19年(1989年〜2006、2010〜)

【全日本女子選手権成績】1994年=3位(44kg級)、95年=、96年=4位(以上50kg級)、97年=2回戦敗退、98年=4位(以上51kg級)、99年=2位、00年=優勝、01年=優勝(以上56kg級)、04年=2位、05年=優勝(以上59kg級)、09年=3位、10年=2位(以上63kg級)

【世界女子選手権成績】98年=ジュニア6位(54kg級)、99年=ジュニア優勝(54kg級)、99年=優勝(51kg級)、00年=優勝、01年=優勝(56kg級)、03年=優勝(59kg級)

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