磯川孝生(徳山大職)と坂本日登美(自衛隊)がともに銅メダル…アジア大会第5日
【2010年11月26日】



 アジア競技大会第5日は11月25日、中国・広州の華工体育館で男子フリースタイル2階級と女子1階級が行われ、男子フリースタイル96kg級の磯川孝生(徳山大職=左写真)と女子48kg級の坂本日登美(自衛隊=右下写真)がともに3位決定戦に勝ち、銅メダルを獲得した。アジア大会男子フリースタイルの90kgを超えた重量級でメダルを獲得したのは、1994年東広島大会の伊藤敦(90kg級)の銀メダル以来。

 磯川は初戦の2回戦でUAEの選手に快勝したが、準決勝で2008年北京五輪7位のクルバン・クルバノフ(ウズベキスタン)に0−2で敗れた。3位決定戦はファーコド・アンクロフ(タジギスタン)を2−0で破った。

 坂本は初戦の2回戦で、今年の世界選手権3位の趙沙沙(中国)に第1ピリオド、フォールで快勝した。しかし準決勝で今年のアジア選手権3位のソ・シムヒャン(北朝鮮)に0−2で黒星を喫し3位決定戦へ。キルギスタンの選手と闘いは、タックルからあっさりフォールを決め、銅メダルを手にした。坂本は1999年のショーブ国際大会で敗れたあと、2000年のアジア選手権から国際大会無敗を続けていた。この日の初戦で70連勝まで伸ばしたが、71試合目で途切れた。

 男子フリースタイル120kg級の荒木田進謙(専大ク)は初戦で2008年北京五輪代表で地元の梁磊(中国)に0−2で黒星。梁磊が準決勝で敗れ、敗者復活戦への道を断たれた。

 各試合結果は下記の通り。




 ◎男子フリースタイル

 【96kg級】磯川孝生(徳山大職)       3位=12選手出場

■1回戦  BYE

■2回戦 ○[2−0(2-0,2-0)]Faisal Al Ketbi(UAE)
 
《試合経過》第1ピリオド43秒、磯川が崩してバックに回って1点を先制し、ガッツレンチ。回り切らなかったが1点を加え、2−0へ。第2ピリオドが21秒にバックを取って1点を取った磯川が1分13秒に場外へ押し出し、2−0とした。

■準決勝 ●[0−2(0-4,0-1)]Kurban kurbanov(ウズベキスタン)
 
《試合経過》磯川は第1ピリオドの開始早々に崩されて1点を失う。23秒にもタックルで1点を失い、ガッツレンチで回されて2失点。第2ピリオドは0−0で進んだものの、1分36秒、がぶったまま場外に出されて1失点。0−1で敗れた。

■3位決定戦 ○[2−0(3-0,1-0)]Farkhod Anakulov(タジギスタン)
 
《試合経過》第1ピリオド開始早々、磯川が攻めてバックへ回り込み1点。ガッツレンチを決めて2点。その後も攻めたが3−0のまま終了。第2ピリオド、お互いに決め手を欠いて0ー0で試合が進み、ラスト数秒、磯川ががぶりで攻めて相手を動かし、バックを取って、終了間際にけりをつけた。



 【120kg級】
荒木田進謙(専大ク)        11位=13選手出場

■1回戦 ●[0−2(0-1,1-2)]Lei Liang(梁磊=中国)
 
《試合経過》第1ピリオド中盤、荒木田は落とされてバックに回られ痛恨の1失点。0−1でこのピリオドを先制された。第2ピリオドはもつれて荒木田が投げを打ち場外に出して1点。1分すぎに投げを失敗して1−1へ。1分46秒にも崩されて1点を取られ、1−2とされた。


(梁磊が準決勝で敗れたため、敗者復活戦へ回れず)



 ◎女子

 【48kg級】
坂本日登美(自衛隊)        3位=12選手出場

■1回戦  BYE 

■2回戦 ○[フォール、1P1:43(F6-3)]Zhao Shasha(趙沙沙=中国)
 
《試合経過》第1ピリオド、坂本は相手の左脚を取って26秒で1点。中盤過ぎ、相手は一本背負いで攻めて3点。坂本も転がりながら返してスコアは3−3。坂本は組みついてすくい投げ気味に投げ、そのままフォールを奪った。

■準決勝 ●[0−2(0-1,2-5)]So Sim Hyang(北朝鮮)
 
《試合経過》第1ピリオド中盤、坂本は右脚を取られて1失点。0−1でこのピリオドを落とした。第2ピリオドは40秒すぎに1点を先制したものの、中盤すぎに左足を取られて1失点。ガッツレンチを2度受けてしまい4点を失い、最後にバックを取ったが2−5とするのが精いっぱいだった。

■3位決定戦 ○[フォール、1P1:03(F4-0)]Mikhrniso Nurmatova(キルギス)
 
《試合経過》坂本は第1ピリオド序盤に正面タックルで相手を倒し、ニアフォールの体勢へ。横四方固めから縦四方固めに移行し、そのままフォールした。

 

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