【選手プロフィール】
女子63kg級 西牧未央(にしまき・みお)


 【生年月日・出身地】1987年7月15日、大阪府生まれ
 【出身クラブ・出身校】大阪・吹田市民教室〜大阪・関大一中〜愛知・至学館高〜中京女大
 【所属】至学館大大学院
 【身長】160cm
 【成績】少年少女レスリングの名門、大阪・吹田市民教室時代から全国に名をとどろかせ、全国少年選手権7年連続優勝。中学時代は3年連続で全国大会二冠(全国中学生選手権・全国女子中学生選手権)を制した。ジャパンクイーンズカップの年代別部門ででも優勝を続けており、デビューした93年から03年全日本選手権決勝で岩間怜那に敗れるまでの約10年間、正式な試合では負けなしの白星街道を記録した。

 ジャパンクイーンズカップは04年にシニアの59kg級でも優勝。翌05年は「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン)で2年前の世界3位の選手を破って優勝するなど、シニアの世界でも頭角を表し、同年のアジア・ジュニア選手権と世界ジュニア選手権(ともに63kg級)でも優勝した。

 06年もJOC杯ジュニア選手権63kg級で勝ち、世界ジュニア選手権で2連覇を達成。世界学生選手権63kg級でも勝ったほか、この間に行われたワールドカップ59kg級で日本代表となり、初めてシニアの全日本チーム入りを果たした。その後、全日本選手権59kg級で優勝し、初の全日本チャンピオンに輝いた。

 しかし07年3月のワールドカップ63kg級で中国選手に敗れ国際大会の無敗記録がストップ。07年のジャパンビバレッジクイーンズカップは負傷で棄権し、プレーオフで世界選手権出場をかけたが、正田絢子に敗れて日本代表を逃した。

 07年12月の全日本選手権は67kg級で優勝。08年全日本女子選手権でも勝ち、同年の63kg級世界選手権代表へ。初出場初優勝を決めた。その後の全日本選手権でも優勝。2009年の世界選手権で2連覇を達成した。しかし同年の全日本選手権で五輪V2の伊調馨に敗れるなどして、2010年は世界選手権の日本代表からはずれた。

(以上、2010年9月現在)





 ◎西牧未央の最近の国際大会成績


 《2009年》
 【9月:世界選手権(デンマーク)】=優勝(25選手出場)
決  勝 ○[2−0(1-0,8-1)]Lubov Volosova(ロシア)
準決勝 ○[2−0(3-0,5-0)]Elena Shalygina(カザフスタン)
3回戦  ○[2−1(0-1,1-0,1-0)]Stefanie Stuber(ドイツ)
2回戦  ○[2−0(2-0,2-1)]Olesja Zamula(アゼルバイジャン)
1回戦   BYE

 【7月:ゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)】=優勝(10選手出場)
決  勝 ○[2−0(TF7-0=1:43,3-0)]Lyubov Volossova(ロシア)
準決勝 ○[2−0(1-0,2-0)]Monika Michalik(ポーランド)
2回戦  ○[2−0(4-0,4-0)]Paulina Grabowska(ポーランド)
1回戦   BYE

 【6月:オーストリア・オープン(オーストリア)】=優勝(11選手出場)
決  勝 ○[2−0(5-0,5-0)]Justine Bouchard(カナダ)
準決勝 ○[2−0(TF7-0=0:54,TF10-2=1:34)]Tamara Wittenwiler(スイス)
2回戦  ○[2−0(3-0,TF6-0=0:27)]Fabienne Wittenwiler(スイス)
1回戦  ○[フォール、2P=0:57(2-0,F5-0)]Paulina Grabowska(ポーランド)

 【5月:アジア選手権(タイ)】=優勝(10選手出場)
決  勝 ○[フォール、2P(2-0,F7-0)]Wilaiwan Thongkam(タイ)
準決勝 ○[2−0(9-4,3-0)]Thi quyen Luong(ベトナム)
2回戦  ○[2−0(1-0,1-0)]Suman Kundu(インド)
1回戦   BYE

 【3月:ワールドカップ(団体戦=中国)】=個人順位4位
3決戦 ○[2−1]Alla Cherkasova(ウクライナ)
3回戦 ○[2−0(TF8-2=1:52,2-0)]Elena Pirozhkov(米国)
2回戦 ○[2−0(4-0,TF7-0=1:32)]Volha Hlebik(ベラルーシ)
1回戦 ●[1−2(1-0,0-1,1-1l)]Meng Lili(孟麗麗=中国)

 《2008年》
 【10月:世界女子選手権(東京)】=優勝(20選手出場)
決  勝 ○[2−0(5-0,4-0)] Volosova Lubov(ロシア)
準決勝 ○[2−0(3-0,1-0)] Zamula Olesia(アゼルバイジャン)
3回戦  ○[フォール、1P1:56(6-2)]Meng Lili(孟麗麗=中国)
2回戦  ○[2−0(4-0,4-0)]Grabowska Paulina(ポーランド)
1回戦   BYE

 【1月:ワールドカップ(団体戦=中国)】
3決戦 ●[0−2(0-3,0-1=2:05)]Yelena Shalygina(カザフスタン)
3回戦 ●[0−2(2-2L,1-2)]Sara Mcman(米国)
1回戦 ○[2−0(1-0,4-0)]Yuliya Ostapchuk(ウクライナ)

 《2007年》
 【3月:ワールドカップ(団体戦=ロシア)】
決 勝 ●[1−2(1-0,0-2,0-1)]Jing Ruixue (中国)
2回戦 ○[2−0(6-0,2-0)]Stephanie Gross (ドイツ)
1回戦 ○[2−0(3-0,5-2)]Olga Khilko (ベラルーシ)

 

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