2011年全日本チーム記事一覧


男子グレコローマン66s級の清水博之(自衛隊)が銅メダル…アジア選手権最終日
【2011年5月23日】


 【タシュケント(ウズベキスタン)、増渕由気子】アジア選手権最終日は5月22日に当地で男子グレコローマン66s級から5階級が行われ、66s級の清水博之(自衛隊)は2回戦で北京五輪代表のアリ・モハマディ(イラン)に敗れたものの、敗者復活戦と3位決定戦に勝って銅メダルを獲得した。

 96s級の山本雄資(警視庁)も2回戦でイランの選手に黒星。敗者復活戦で昨年3位のカザフスタンの選手を下して3位決定戦に進出したが、惜しくも破れて5位となった。

 74s級の田村和男(ワセダクラブ)は初戦でイランの選手に敗退し、敗者復活戦に回ったが3位決定戦へ進出できなかった。84s級の岡太一(自衛隊)は初戦で台湾選手に不覚を喫しフォール負け。敗者復活にも回れなかった。  

 各試合結果は下記のとおり。



 ◎男子グレコローマン


 【66kg級】清水博之(自衛隊)  3位=13選手出場

1回戦 ○[2−0(2-0,1-0)]Yazgeldy Kadyrov(トルクメニスタン)

《試合経過》第1ピリオドのスタンドは無得点。グラウンドは赤の清水がオフェンスにまわり残り15秒でローリングを決める。第2ピリオドは、しっかり守ってストレートで勝利した。

2回戦 ●[0−2(0-1,0-3)]Ali esmaeil Mohammadi(イラン)

《試合経過》第1ピリオド、場外ポイントで1失点。グラウンドも優先権を取られて1−0。第2ピリオドも、スタンドはイランに押されぎみ。グラウンドでは俵返しを受けて0−3で負けた。

敗復戦 ○[2−0(1-0,2-1)]Mustafa Mutee Alnakdali(シリア)

《試合経過》第1ピリオド、グラウンドからの投げをこらえて1点。第2ピリオドは、投げを打たれて場外へ出てしまい1失点。だが、清水もすぐに場外ポイントを取り返す。

3決戦 ○[2−1(0-1,2-0,1-0)]Vladimir Pogudin(ウズベキスタン)

《試合経過》第1ピリオドは、赤の優先権を生かせず、グラウンドで守られて1失点。第2ピリオドのグラウンドは相手のリフトをしのぐ。第3ピリオドは、ボールピックアップで青のウズベキスタンが攻撃権を得たが、清水がディフェンス力を発揮して守り抜いた。相手は足でディフェンスしたとチャレンジしたが清水の守りが認められた。



 【74kg級】田村和男(ワセダクラブ)  10選手出場

1回戦 ●[0−2(0-3,0-4)]Mohsen Jahangir Ghasemi(イラン)

《試合経過》 第1ピリオド、バランスを崩されてそこから縦のがぶり返しで3失点。第2ピリオドは相手の圧力に負けて場外へ。グラウンドでもローリングを決められてストレートで敗れた。

敗復戦 ●[0−2(0-1,0-1)]Kanatbek Begaliev(キルギス)

《試合経過》 第1ピリオドのグラウンドは、赤の田村が攻めきれずに終わり相手に1点。第2ピリオドもグラウンドで失点して3位決定戦へ回れなかった。



 【84kg級】岡太一(自衛隊)  12手出場

1回戦 ●[フォール、2P(1-0,F0-4)]Lin Ming-hsuan(台湾)

《試合経過》第1ピリオドを無難に守ったが、第2ピリオドにスタンドからがぶりに行ったところを返されてフォールされてしまった。
※敗者復活戦へ回れず



 【96kg級】山本雄資(警視庁)  5位=12出場

1回戦 ○[2−0(1-0,2-0)]Amit Kumar(インド)

《試合経過》 青の山本は第1ピリオドのグラウンドをしっかり守り、第2ピリオドはグラウンドの攻撃でローリングを1本綺麗に決めた。

2回戦 ●[0−2(TF0-7,0-2)]Davoud einollah Gilnirang(イラン)

《試合経過》開始早々、バックにつかれるとそこからローリング地獄でテクニカルフォール。第2ピリオドは、中盤に胴タックルで1点。後半にバックポイントを許して2−0でグラウンドでも巻き返せずに終わった。

敗復戦 ○[2−1(0-3,1-0,2-0)]Margulan Assembekov(カザフスタン)

《試合経過》第1ピリオドは、グラウンドで豪快な俵返しを食らって落とすが、第2ピリオドのグラウンドで決められず、残り10秒にスタンドに戻されてラスト数秒で相手の背後について場外へ追い出し1点をもぎ取る。第3ピリオドのグラウンドは、相手がディフェンスを選択。山本は場外際へ追い詰めると、ほぼ終了の鐘と同時にこん身のローリングを決めてみせた。

3決戦 ●[0−2(0-1,0-1)]Yahia Mohammad Hussein Abutabeekh(ヨルダン)

《試合経過》第1ピリオドは山本が先に仕掛けるがスタンドはノーポイント。ローリングも不発でピリオドを落とした。第2ピリオドもグラウンド戦になり、山本はローリングを受けてしまい0−2で敗退。



 【120kg級】▼120kg級 新庄寛和(自衛隊)=11手出場

1回戦  BYE

2回戦 ●[0−2(0-1,0-2)]Meng Qiang(中国)

《試合経過》第1ピリオドのグラウンドで攻撃した新庄だったが、まったく組ませてもらえず30秒が経過。第2ピリオド、はラストにポイントを取られて初戦敗退となった。

敗復戦 ●[0−2(0-2,0-1)]Yessenkeldi Zhalgasbayev(カザフスタン)

《試合経過》第1ピリオドは、組み合ったままほぼ動かずに終了。赤のカザフスタンが優先権でラスト5秒でローリングを決められて0−2。第2ピリオドのグラウンド、新庄はしっかりとクラッチを組んでローリングを仕掛けるが、相手のディフェンス能力を超えられずストレートで敗れた。


 

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