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2012年ロンドン五輪の女子日本代表選考方法
【2011年1月11日】



 昨年12月23日の日本協会理事会で承認された女子の2012年ロンドン五輪の日本代表選考方法は、下記の通り。2011年の世界選手権(9月・トルコ)で優勝した選手が圧倒的に有利な選考方法となっている。ただし、前回の北京五輪と違って、世界選手権の優勝が代表内定とはならず、その後の国内大会ででも勝たなければならない。他の選手にもチャンスが残されている内容となっている。

 選考方法は下記の通り(注=最終決定は日本協会理事会になるため、「内定」と記載しますが、実質的には代表決定となります)



◆2011年世界選手権で優勝し、五輪出場権を獲得した場合

 ・2011年全日本選手権、または2012年全日本選抜選手権のどちらかで優勝した場合、日本代表に内定。どちらも優勝できなかった場合は、優勝選手との間でプレーオフを実施し、勝者が日本代表に内定。

◆2011年世界選手権で2〜5位となり、五輪出場権を獲得した場合
 ・2011年全日本選手権と2012年全日本選抜選手権の両大会で優勝した選手を日本代表に内定。優勝者が異なった場合はプレーオフを行い、勝者が日本代表に内定。


◆2011年世界選手権で7位以下となり、五輪出場権を取れなかった場合

 ・2012年3月末の五輪選考トライアル・アジア予選に世界選手権代表を派遣。
 ・それでも五輪出場権が取れなかった場合、五輪選考トライアル最終ステージの2大会には、その時点の状況を見て、女子強化委員会が総合的に判断して派遣選手を決める。
 ・権利獲得後の日本代表選考については、2012年の国内大会スケジュール決定後に、女子強化委員会で選考方法を決定する。

 2011年の世界選手権の代表選考方法は、五輪実施の4階級については、全日本選手権と来年4月の明治乳業杯全日本選抜選手権の優勝選手が同じだった場合は代表に決定、違った場合はプレーオフで決める。五輪で実施されない3階級については、2大会で優勝した場合は代表に決定。優勝選手が異なった場合は、優勝2選手のほか、他の階級の有望選手を含めて女子強化委員会が決定する。五輪に合わせて階級を変えている選手がいるための措置がとられた。

 なお、ロンドン五輪後の2012年9月にカナダで行われる世界女子選手権の日本代表選手は、女子強化委員会が総合的に判断して決定する。

 男子の選考方法については、現在、強化委員会があらゆるケースを想定した詳細な規定を制作中。前回の2008年北京五輪では、2007年の世界選手権におけるメダル獲得選手は同年の全日本選手権に出場した段階で五輪代表に内定したが、今回はアドバンテージを与えるにとどめ、2011年全日本選手権以降の大会の結果によって代表を決める方式となることが理事会で承認されている。(決定次第、本ホームページに掲載します)

 

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