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「すべての大会に優勝したい」と吉田沙保里(ALSOK)…日本スポーツ賞表彰式
【2011年1月15日】



 読売新聞社制定の2010年日本スポーツ賞の表彰式が1月14日、都内のホテル・オークラで行われ、大賞に選出された女子55kg級の吉田沙保里(ALSOK)が賞状、トロフィー、奨励金200万円を受け取った。吉田は2007年に続いて2度目の受賞で、女子で2度のグランプリを受賞するのは柔道の田村亮子選手に続いて2人目だという。日本協会にも奨励金300万円が贈られ、福田富昭会長が受け取った(右写真)

 第60回の区切りということで、歴代の受賞者も参列。1956年に大賞を受賞した笹原正三・前日本協会会長(同年メルボルン五輪優勝も姿を見せた。レスリング界からは、他に1952年にヘルシンキ五輪で戦後の日本で初の金メダルを取った石井庄八氏(故人)が受賞しており、1976年には高田裕司・現日本協会専務理事(モントリオール五輪優勝)が、1988年にはソウル五輪代表選手団がともに五輪特別賞を、2005年には世界選手権女子日本代表選手団が特別賞を受賞している。

 吉田は「大勢の人の夢、期待、希望がこめられていると思った。昨年は世界で10度目の優勝を果たし(五輪2度を含む)、最高の1年だった。ことしもすべての大会に出て優勝したい。(世界選手権で勝って)オリンピックのキップを取りたい」と話した。奨励金の使い道を聞かれると「とりあえず貯金し、必要な時に使います」と返答。「ほしいものは?」と聞かれると、「彼氏!」と即答した。

 他に、スケートの高橋大輔選手がオリンピック特別賞、陸上の福島千里選手が奨励賞を受賞し
(左写真)、21競技団体22選手と18チームが競技団体別最優秀選手賞を受賞した。

 なお、吉田はこの日の夜に表彰式が行われたテレビ朝日のビッグスポーツでも、世界選手権で優勝した坂本日登美(48kg級、自衛隊)、伊調馨(63kg級、ALSOK)とともに特別賞を受賞した。同賞の新人賞にはユース五輪で優勝した高橋侑希(三重・いなべ総合学園高校)、宮原優(JOCアカデミー/東京・安部学院高)が受賞した。

 

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