2011年全日本チーム記事一覧


男子全日本合宿&NTS中央研修会がスタート
【2011年2月17日】



 男子両スタイルの全日本チームとナショナル・トレーニング・システム(NTS)中央研修会(スポーツ振興くじ助成事業)が2月16日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。全日本選手権1〜3位の選手と大学、高校からの有望選手が集まり、総勢160選手による合宿が始まった。

 NTS中央合宿は今回が10度目で、一貫強化を目指した全日本チームとNTSの合同合宿は昨年に続いて2度目。 練習中には、同所を視察で訪れた高木義明文部科学大臣が来場し、「皆さんの熱意に感動した。がんばってほしい」と選手を激励した
(右写真)

 合宿開始に先立ち、日本協会の高田裕司専務理事が「ナショナルチームの選手にとっては、ロンドン五輪へ向けて今年が勝負の年。目標は世界選手権とオリンピック。目標を目指して頑張ってほしい。全日本チームの頑張りが、大学選手、高校選手、中学選手、小学選手のみんなの頑張りにつながる」とあいさつ。日本代表を目指す選手に若い選手のお手本となるべき姿勢と成績を求め、NTSによって集まった選手には、「1年に1度、ナショナルチームと合宿できる機会。トップ選手の技術や体力、行動を学んでほしい」と期待した。

 佐藤満強化委員長(専大教)はNTS中央合宿に参加した選手に全日本フリースタイル・チームの長島和彦主将(クリナップ)がNTSの1期生であることを紹介し、今回参加した選手が五輪を目指すまでに成長してくれることを期待。「合宿には五輪や世界選手権のメダリストも参加している。どんな練習をし、どんな体力や技術のレベルなのかを学んでほしい。全日本チームと同じ方向を向いて練習に励んでほしい」と要望。全日本チームの選手には、「合宿の前半は遠征で得た課題に取り組んでほしい。後半は追い込んだ練習をしたい。若い選手の模範になるような練習をしてほしい」と話した。

 全日本合宿は24日まで、NTS中央合宿は20日まで、それぞれ行われる。

 練習後には、福田富昭会長の号令のもと、愛知県から駆け付けた女子の栄和人強化委員長(至学館大教)らの女子強化委員も集合して男女合同の強化ミーティングが行われた。福田会長は「ロンドン五輪に向けて強化委員の意思統一をはかり、一丸となって勝利を目指すために集めた。ただやるだけの練習では駄目。世界で勝つためには、一致団結し、同じ方向を向いて強化に取り組む必要がある」と説明。五輪までの強化について熱き論戦が行われた。

総勢160選手 フリースタイル グレコローマン 米満−小島 高橋−松永 松本真也

 

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