2011年全日本チーム記事一覧


男子両スタイルの学生選抜チームがブルガリアから帰国
【2011年3月3日】



 ブルガリアへ遠征していた男子の学生選抜チームは3月2日、成田空港着のオーストリア航空で帰国した(右写真)

 滝山将剛団長(全日本学生連盟会長=国士舘大部長)によると、出場した「ダン・コロフ国際大会」(フリースタイル)、「ニコラ・ペトロフ国際大会」(グレコローマン)は、五輪前年ということもあって例年以上の参加国(27ヶ国)と選手レベル。「地元ブルガリアのほか、アゼルバイジャンやトルコが一線級を参加させていた」そうで、国際レスリング連盟(FILA)のラファエル・マルティニティー会長も来るなど大会としてもステータスが上がっていた。学生にはやや厳しい闘いだったようだ。

 ただ、現地入りしてからの練習では外国選手に積極的に練習を申し込むなど前向きの姿勢があったという。審判の昇給試験を兼ねていたこともあり、未熟な審判や上の目を意識したようなジャッジなどが横行していたハンディもあり、滝山団長は「全日本チームが出ても厳しい大会。結果はやむをえない。世界ではこんな判定もあるんだ、ということを分かってくれたと思う」と総括。

 今後も「学生の強化のための遠征にしていく。修学旅行のような、ご褒美の遠征にはしない」と話し、来年予定の世界学生選手権などに向けて強化を続けていくという。

 

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