2011年全日本チーム記事一覧


日本はモンゴル、フランス、中国と同組…女子ワールドカップ組み合わせ
【2011年3月5日】



 【リーバン(フランス)】3月5〜6日に当地で行われる女子ワールドカップの計量と組み合わせ抽選が4日に行われ、日本はスウェーデンに代わって急きょ出場することになったモンゴル、地元のフランス、5連覇を目指す中国と同ブロックとなった(右写真=計量を終えた坂本日登美)。1回戦でモンゴルと対戦し、続いてフランス、中国と闘う。反対のブロックはロシア、カザフスタン、米国、カナダ。昨年の世界選手権の国別対抗得点1位の日本と2位のロシアが別ブロックとし、あとは抽選が行われた。

 木名瀬重夫監督は「モンゴルは去年の世界チャンピオンがいて(59kg級=ソロンゾンボルド・バチェチェグ)、63kg級のアジア大会2位は1月のヤリギン国際大会(ロシア)で伊調馨と大接戦をした選手。あなどれないチーム。初戦から全開で行かなければ勝ち抜けない」と気を引き締めた。

 リーバンは畑や草原の中の小さな街という感じで、気候は日本よりやや寒い程度。自然の空気をたっぷり吸った日本チームはコンディショニングも順調。どのチームも同じ条件だが、会場と宿舎が同じということも、いいコンディションづくりにつながっているようだ。主将を任された72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は「みんな調子がよくて、キャプテンなんて言っても、逆にみんなに引っ張られている。一致団結して優勝を目指したい」と話した。

 全日本チャンピオンとしての初の国際大会の初戦で世界チャンピオンと当たることになった59kg級の斉藤貴子(自衛隊)は「自分の力が世界チャンピオン相手にどれだけ出せるか試してみたい。ドキドキですけど、ある意味では楽しみでもあります。自分の力を出し切って、いい結果につなげたい」と気合を入れた。(取材・文=樋口郁夫)

 リーベンの街 会場正面 会場全景(ポスター)  熱戦が展開されるアリーナ 
ウォーミングアップ場  ポスターにサインする選手  初戦の相手とあいさつ  初戦が勝負の斉藤貴子 

 

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