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M・ムルタザリエフ(ロシア)が復活優勝…アリ・アリエフ国際大会
【2011年5月26日】



 5月21〜22日にロシア・マカチカラで行われた男子フリースタイル「アリ・アリエフ国際大会」で、2007年世界選手権74kg級優勝のマハチ・ムルタザリエフ(ロシア=右写真)が弟を破るなどして復活優勝した。

 ムルタザリエフは2004年アテネ五輪66kg級に20歳で出場して銅メダルを獲得。翌2005年には世界選手権で優勝。74kg級にアップし、2007年世界選手権は五輪V3を目指していたブバイサ・サイキエフを退けてロシア代表となり、この階級で初優勝を遂げた。しかし、北京五輪は国内予選で大接戦の末、サイキエフに敗れた。その後、活動が聞かれなかったが、来年のロンドン五輪を目指して復帰したもよう。

 2回戦では、今年の欧州選手権2位で弟のムサ・ムリタザリエフ(アルメニア)を、3ピリオドともクリンチの攻防に末に破った。

 96kg級は北京五輪王者のシルバニ・ムラドフ(ロシア)が五輪後の休養を終えて出場。しかし決勝で、今年の「ヤリギン国際大会」3位のアスランベック・アリエフ(ロシア)に敗れて2位。アリエフは準決勝で2004アテネ五輪王者のハジムラド・ガチャロフ(ロシア)を破っており、五輪王者を連覇しての優勝。

 120kg級には、キューバの最重量級選手として2000年シドニー五輪と2004年アテネ五輪に出場し、パンアメリカンの王者に何度も輝いているアレクシ・ロドリゲスがアゼルバイジャンの選手として出場したが、予選で欧州王者のファティ・カキログル(トルコ)に敗れた。

 各階級の優勝選手は下記の通り。



▼55kg級 Assadula Lachinov(ロシア)=2008年ゴールデンGP決勝大会5位
▼60kg級 Albert Kairhanov(ロシア)
▼66kg級 Haji Abdullaev(ロシア)
▼74kg級 Makhach Murtazaliev(ロシア)=2007年世界選手権優勝
▼84kg級 Sharip Sharipov(アゼルバイジャン)
▼96kg級 Arslanbek Aliyev(ロシア)=2011年ヤリギン国際大会3位
▼120kg級 Bakhtiyar Akhmedov(ロシア)=2008年北京五輪2位

 

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