2011年全日本チーム記事一覧


アゼルバイジャンに完敗…ジュニア・ワールドカップ第1日
【2011年5月28日】



 【プラウエン(ドイツ)、ビル・メイ】男子フリースタイルの第1回ジュニアーワールドカップはドイツの東部のプラウエンで昨年の世界ジュニア選手権の上位7チームと地元ドイツの8ヶ国が参加して開幕。予選1回戦が行われ、B組の日本は世界ジュニア選手権の国別対抗得点2位のアゼルバイジャンに1-7で敗れ、黒星スタートとなった。(右写真=開会式)

 55kg級の森下は首投げ、返し技などを使って一方的に勝ったものの、ほかの7試合は1ピリオドも取れず、トータルで5ポイントしか取れず、力も技術も差を見せられた。アゼルバイジャンの選手は腕すかしのような技をよく使っており、日本選手は返すすべを持っていなかった。

 B組のもう1試合は、グルジアが米国を6−2で破った。A組はロシアがドイツを、イランがトルコをそれぞれ破った。

 各階級の試合結果は下記の通り。最終日の28日は、グルジア、米国と闘う。




◎1回戦 日本●[1−7]○アゼルバイジャン


【50kg級】伊藤優(長崎・島原高)●[0−2(0-2=2:10,0-4)]○Alisa Abbasov
 
《試合経過》第1ピリオドは0−0でクリンチとなり、伊藤のチャンスだったが、相手がクリンチのグリップを切って飛行機投げのような技を掛け、このピリオドを取られた。第2ピリオドはその飛行機投げで2回投げられた。

【55kg級】森下史崇(日体大)○[2−0(4-0,TF6-0=1:15)]●Chingiz Gakhadzhov   
 
《試合経過》森下は第1ピリオドに首投げ、第2ピリオドにはバックを取り、ローリング、タックルなどで攻め、日本の力を見せた。

【60kg級】桑原諒(早大)●[0−2(TF0-8=0:59,0-4)]○Togrul Asgarov 
 
《試合経過》昨年のシニアの世界選手権2位で、日本代表の稲葉康弘を破ったアスガロフが、腕すかしから内またのようなな技を多く使い、桑原はすことができなかった。

【66kg級】岩渕尚紀(拓大)●[フォール、2P0:25(TF0-6=0:52,F1-3)]○Magomed Muslimov 
 
《試合経過》第1ピリオド、岩渕はローリング、リフトをされて、第2ピリオドはタックルとカウンターの相打ちのいあと、岩渕が下になってしまってフォール負け。

【74kg級】嶋田大育(国士舘大)●[0−2(0-3,3-6)]○Ibrahim Yusubov
 
《試合経過》相手は昨年の世界学生選手権の2位。嶋田は第1ピリオドのラスト10秒、場外に出され、がぶりのミスで0−3。第2ピリオド、島田はレッグホールドをきれいにかけたが、2-2の判定になってしまい、相手のカウンター技で最後は3−6。

【84kg級】佐々木健吾(日体大)●[0−2(TF0-6=1:56,TF0-6=1:16)]○Ilya Khamikoyev
 
《試合経過》相手の腕すかしとカウンター、パンケーキなどを受けた佐々木は、2ピリオドともテクニカルフォール負け。

【96kg級】山本康稀(埼玉・花咲徳栄高)●[0−2(TF0-6=0:50,0-1)]○Aslanbek Alborov
 
《試合経過》相手は一昨年、昨年の世界ジュニア選手権2位。山本はバックを取られ、アンクルホールドを5度返されて、第1ピリオドを失った。第2ピリオドは片足タックルを受け、0−1で終了。

【120kg級】岡倫之(日大)●[0−2(TF0-6=1:56,1-2)]○Ali Magomeddabirov 
 
《試合経過》昨年のユース五輪100kg級優勝の相手は、岡を2回押し出し、タックルとえび固めでテクニカルフォール。岡は第2ピリオドも腕透かしで0−2となったあと、押し出して1−2。それから必死に攻めたが時間切れ 



 ◎グループA

 ▼1回戦
ロシア○[8−0]●ドイツ、イラン○[5−3]●トルコ

 ◎グループB

 ▼1回戦
ゼルバイジャン○[7−1]●日本、グルジア○[6−2]●米国

 

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