2011年全日本チーム記事一覧


7・2全日本社会人選手権にプロ2選手がエントリー【2011年6月2日】




 7月2〜3日に埼玉・和光市総合体育館メンイアリーナで行われる全日本社会人選手権にプロ格闘技で闘っている泉浩(プレシオス=右写真)と大沢茂樹(SRC本部道場)がエントリーした。泉はフリースタイル96kg級、大沢は同66kg級に出場する(注=フリースタイルの試合は7月2日)。

 今年12月の天皇杯全日本選手権の大会要項は発表されていないが、例年、この大会の3位以内の選手に出場資格が与えられる。両選手とも、来年のロンドン五輪への最後の関門を目指しての出場と思われる。(ロンドン五輪日本代表決定方法

 泉は2004年アテネ五輪の柔道90kg級で銀メダルを獲得し、2005年世界選手権で優勝。2008年北京五輪の代表にもなった。2009年にプロ格闘技入りし、SRCで闘う一方、昨年夏、総合格闘家としての成長のためプロアマ・オープンのレスリングの大会に出場することを決断。東京・味の素トレーニングセンターでの全日本合宿などに参加していた。

 昨年11月の全国社会人オープン選手権にエントリーしていたものの、総合の試合で負った負傷などの理由で棄権し、今回がレスリングでのデビュー戦になる。

 大沢は茨城・霞ヶ浦高時代の2004年に高校三冠王(全国高校選抜大会、インターハイ、国体)を獲得。山梨学院大学へ進学後も、1年生(2005年)で全日本大学選手権を制覇し、2007年には全日本選抜選手権で優勝。2008年は世界学生選手権で優勝した。

 北京五輪出場を逃したこともあり、卒業後、プロ入り。SRC育成選手としてSRCやパンクラスでファイトしていた。しかし五輪挑戦の夢も捨てず、試合ではレスリング流のバック投げを披露するなどレスラーであることをアピール。昨年11月の全国社会人オープン選手権は以前より1階級上の66kg級に復帰参戦し、見事に優勝した
(左写真)

 

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