男子両スタイルの全日本チームが合宿スタート【2011年６月19日】



　男子両スタイルの全日本チームが６月18日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。世界選手権代表が決まってから３度目、今月は２度目の合宿。

　初日は佐藤満・強化委員長（専大教）が勤務の関係で不在。伊藤広道・強化副委員長（自衛隊）もカザフスタンへの遠征でいなかったが、日本協会の高田裕司・専務理事が陣頭指揮し、練習をこなした（右写真）。高田専務理事は、技術指導もさることながら、過日明らかになったグレコローマン96kg級の北村克哉選手のドーピング違反にふれ、十分に注意を払うことを要望。

　「日本スポーツ界に迷惑をかけた。オリンピックで金メダルを取り、メダルを多く取ることでこの汚名を返上してほしい」と話した。

　合宿は25日まで。22日からは全日本女子チームも同所で合宿を予定しており、24日夜には日本協会の増島篤・スポーツ医科学委員長を招いて男女合同のドーピングに関する講義を開き、再発防止に取り組む。