2011年全日本チーム記事一覧


レスリング場が設置方向…ロンドン五輪のマルチサポートハウス
【2011年7月8日】



 来年8月のロンドン五輪で日本選手を支援する活動拠点「マルチサポートハウス」が選手村から徒歩10分の劇場施設「ストラトフォードサービス」に決まり、7月4日に日本スポーツ振興センターの小野清子理事長(全日本女子レスリング連盟会長)が利用契約に調印した。

 「マルチサポートハウス」は、選手の体調管理や情報分野などで選手を支える選手村外の拠点。昨年11月のアジア大会(中国・広州)で初めて運用され、五輪では今回が初めて。アジア大会では日本食の提供や高圧酸素カプセル設置などのサポートを受けられた反面、選手村から車で15分のホテルに設置されたため、移動面で不満が出ていた。

 今回は選手村から徒歩圏内に開設され、温水・冷水風呂などアジア大会以上のサポートが予定されている。広州では衛生上の問題で見送られた食事の持ち出しが可能の体制をしく予定で、選手は計量・試合会場で日本食を摂ることができそう。

 また、柔道とレスリングを金メダルの最重要競技と位置づけ、ハウス内に前半は柔道場、後半はレスリング場を設置する方向で話が進んでいるという。五輪期間中の最終調整に大きな力となりそうだ。

 

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