2011年全日本チーム記事一覧


【特集】ゴールデンGP決勝(女子)コメント…監督・コーチ
【2011年7月11日】


(取材・撮影=保高幸子)



 ■木名瀬重夫監督(日本協会専任コーチ)「今回は2選手を除いて現地での合宿からの参加でした。合宿では日本とは違うタイムスケジュールや内容など、外国のやり方を肌で感じる少ない機会を得ました。時間は短いけれども集中した練習で、ボールゲームも真剣でしたし、若い選手達にとって良い経験でした。

 個人的には外国人対策について思うことがあり、初めて外国に行く選手は、外国選手の爆発力や力強さなどビックリすると思います。大事なのはベースとなる力を最大限に生かすことだと思います。ひるむと外国人のペースになります。日本人独特の足を使った攻め、崩し、フェイントを効果的に使うことができるかどうか。攻め切る、やり切る、崩し切る、これを繰り返しやっていくことでしょう」



 ■吉村祥子コーチ(エステティックTBC)「ジュニア主体のチームで遠征に来させてもらいました。取れるところで取りこぼした選手もいて残念でしたが、2013年の世界選手権で日本女子がどういう結果を残せるか、が重要だと思います。そういう意味では新たな一歩を踏み出したと思います。

 今の全日本チームは世界のトップですが、若い選手達にバトンタッチした時に、(新しい全日本チームが)同じ場所にいられるか、彼女達をどこまで引き上げていけるのか、が日本女子レスリングの大きな課題です。今のトップの選手もロンドン五輪のあとリオデジャネイロ五輪まで小休止すると思いますし、その間にレベルを落とさないようにしなければいけないです。今回終わってみて、それができるな、という思いと、もっとやらなければ、という思い、両方あります」

 

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