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カエル・サンダーソン(米国)が復帰後初の国際大会で優勝
【2011年8月10日】



 2004年アテネ五輪の男子フリースタイル84kg級金メダリストで、この春、現役復帰して今年の世界選手権(9月12〜18日、トルコ・イスタンブール)の米国代表となったカエル・サンダーソンが、8月6日にルーマニア・タルゴビステで行われた「イオン・コルネアヌ国際大会」に出場し、3試合を勝ち抜いて優勝。復帰後初の国際大会で変わらぬ実力を見せた。

 サンダーソンはアイオワ州立大時代に全米大学選手権で4年連続王者となり、159戦無敗を記録。2003年世界選手権で銀メダルを取ったあと、翌年のアテネ五輪で金メダルを取って現役引退。この春は、ペンシルベニア州立大のヘッドコーチとして同大学を全米大学選手権で58年ぶりの優勝に導くなど、指導者としても手腕を発揮していた。

 しかし、昨年の世界選手権で35年ぶりに両スタイルでメダル0の不振だった米国に業を煮やしたのか、32歳にしてマットへ戻り、米国代表権を勝ち取った。
 

 

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