【特集】全日本選抜選手権展望(12)…女子63kg級【2011年4月22日】
◎女子63kg級(4月30日実施)
昨年9月の世界選手権で北京五輪以来の世界一を奪還し、続いて全日本選手権V8を果たした伊調馨(ALSOK=右写真)が実力を発揮するか。1月のヤリギン国際大会(ロシア)、3月のワールドカップ(フランス)と積極的な海外遠征をこなし、国際大会でも無敗を続けて実力をキープしている。
全日本選手権決勝で敗れた元世界チャンピオンの永島聖子(スポーツビズ)は、復帰してからの伊調戦の3試合はいずれも激戦。今回はどうか? 2008・09年世界選手権優勝の西牧未央(至学館大大学院)は、昨年のアジア大会のあとリフレッシュでマットを離れ、再起を期してエントリーしたが、体調が戻らず、今大会は棄権する見込み。
昨年10月のサンキスト・オープンで優勝と力をつけた全日本選手権3位の工藤佳代子(自衛隊)、同じく全日本3位で今月のジュニアクイーンズカップで2連勝を達成した渡利璃穏(至学館大)が上位へ食い込めるか。
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《エントリー選手》
伊調馨(ALSOK) 永島聖子(スポーツビズ) 渡利璃穏(至学館大) 吉井瑞江(至学館大) |
工藤佳代子(自衛隊) 西牧未央(至学館大大学院) 渡部沙織(日体大) |
石岩優菜(群馬・西邑楽高) 平野翔子(東海大) 上原榛奈(法大) |
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《2010年全日本選手権成績》
▼決勝
伊調馨(ALSOK)○[2−0(1-0=2:10,1-0)]●山本聖子(スポーツビズ)
▼準決勝
伊調馨(ALSOK)○[2−0(TF6-0=1:55,1-0)]●渡利璃穏(至学館大)
山本聖子(スポーツビズ)○[2−0(1-0,2-1)]●工藤佳代子(自衛隊)
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《全日本チャンピオン・伊調馨の最近の国内大会成績》
【2010年全日本選手権】
決 勝 ○[2−0(1-0=2:10,1-0)]山本聖子(スポーツビズ)
準決勝 ○[2−0(TF6-0=1:55,1-0)]渡利璃穏(至学館大)
2回戦 ○[フォール、1P1:59(F7-0)]佐藤喜歌(静岡・焼津水産高)
1回戦 BYE
【2010年全日本選抜選手権】
決 勝 ○[フォール、2P1:31(1-0=2:30,F4-0)]山本聖子(スポーツビズ)
準決勝 ○[フォール、2P0:56(1-0,F4-0)]工藤佳代子(自衛隊)
1回戦 ○[2−0(TF6-0=1:18,TF6-0=1:44)]土性沙羅(愛知・至学館高)
【2009年全日本選手権】
決 勝 ○[2−0(1-0=2:08,1-0=2:29)]西牧未央(中京女大)
準決勝 ○[2−1(0-4,1-0,1-0)]山本聖子(スポーツビズ)
2回戦 ○[2−0(1-0,2-0)]高橋海里奈(早大)
1回戦 BYE