2010年天皇杯全日本選手権 女子展望





48kg級 51kg級 55kg級 59kg級 63kg級 67kg級 72kg級



 【48kg級】

 9月の世界選手権で優勝した坂本日登美(自衛隊右写真)が優勝候補の最右翼。11月のアジア大会で金メダルを逃したが、再起を飾ることができるか。

 対抗は昨年2位の三村冬子(日大)、全日本選抜選手権2位の阿部千波(愛知・至学館高)となろうが、51kg級で2009年世界選手権銅メダルの甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ)がこの階級へ降りてきた。減量がうまくいけば、打倒坂本の一番手か?

 7月のゴールデンGP決勝大会2位の鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)、10月の世界学生選手権優勝の実績をつくった明尾弥紀(環太平洋大)も優勝争いに加われるか。

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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《世界選手権代表選手》
@坂本日登美(自衛隊)=世界選手権優勝、アジア大会3位

A阿部千波(愛知・至学館高)
B鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)=ゴールデンGP2位
B鈴木美織(環太平洋大)
 甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ)=2009年世界選手権51kg級3位
 三村冬子(日大)=アジア選手権2位
 明尾弥紀(環太平洋大)=世界学生選手権優勝
 内田奈美(東洋大)=全日本学生選手権優勝
 桜井宏美(代々木クラブ)=アジア選手権51kg級3位
 伊藤史織(愛知・至学館高)
 登坂絵莉(愛知・至学館高)
 長沼美香(至学館大)
 小柳絵里(環太平洋大)
 入江ゆき(福岡・小倉商高)
 坂井のりこ(福岡医療専門学校)
 加賀美祐紀(明大)
 矢後佑華(東京・安部学院高)
 辻彩香(大阪・堺女子高)
 我満愛子(青森・青森商業高)
 片桐左智(大阪・堺女子高)
 西のどか(早大)
 藤川千晶(早大)
 田中亜里沙(埼玉・埼玉栄高)
 伊藤千草(埼玉・埼玉栄高)
 青野ひかる(静岡・焼津中央高)



 
【51kg級】

 2009年世界3位の甲斐友梨が48kg級へ出場するので、9月の世界選手権で銀メダルを取った堀内優(日大右写真)の有利は動くまい。世界ジュニア選手権銀メダルの平野遥香(日大)、世界学生選手権3位の清水愛(東洋大)、全国高校女子選手権52kg級優勝の菅原ひかり(愛知・至学館高)らがどう挑むか。

 8月のユース五輪で優勝した宮原優(JOCアカデミー=東京・安部学院高)のファイトも注目される。


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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《世界選手権代表選手》
@堀内優(日大)=世界ジュニア選手権55kg級優勝、世界選手権2位

B杉本恵(早大)
 平野遥香(日大)=世界ジュニア選手権2位
 岩群安奈(至学館大)=全日本学生選手権優勝
 清水愛(東洋大)=世界学生選手権3位
 鈴木麻梨乃(茨城・霞ヶ浦高)
 金子和(群馬・大泉高)
 志土地希果(愛知・至学館高)
 菅原ひかり(愛知・至学館高)
 川井梨紗子(愛知・至学館高)
 矢野恵利佳(至学館大)
 入江ななみ(福岡・小倉商高)
 斎藤ほのか(東京・安部学院高)
 桜井友香(東京・安部学院高)
 平田幸子(法大)
 前原愛(関西大職)
 佐藤亜子(大東大)
 大川彩美(大阪・堺女子高)
 増田奈千(大阪・堺女子高)
 池亀優希(自衛隊)
 宮原優(JOCアカデミー/東京・安部学院高)=ユース五輪46kg級優勝



 【55kg級】

 五輪2連覇、世界選手権8連覇、アジア大会3連覇の吉田沙保里(ALSOK右写真)の独壇場が続くか。ここ数年、何度も挑んできた松川知華子(ジャパンビバレッジ)が、どう闘うか。10月のサンキスト・オープン(米国)で優勝しており、勢いはある。

 59kg級で昨年の世界選手権に出場した山名慧(アイシン・エィ・ダブリュ)がこの階級に出場する。両者の闘いに割って入れるか。

 若手では、世界ジュニア選手権3位の村田夏南子(JOCアカデミー=東京・安部学院高)、全国高校女子選手権優勝の坂上嘉津季(愛知・至学館高)らの奮闘が期待される。


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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《2009年優勝&世界選手権代表選手》
@吉田沙保里(ALSOK)=世界選手権優勝、アジア大会優勝

A松川知華子(ジャパンビバレッジ)=アジア選手権2位、ゴールデンGP3位
B新井千明(早大)=全日本学生選手権優勝
B坂上嘉津季(愛知・至学館高)
 山名慧(アイシン・エィ・ダブリュ)=2009年世界選手権59kg級出場、ゴールデンGP59kg級3位
 浜田千穂(東京・日本工大駒場高)=クリッパン女子国際大会2位
 吉田理乃(至学館大)
 高橋春花(郡山女子短大)
 望月芙早乃(東京・安部学院高)
 坂野結衣(東京・安部学院高)
 木下茜(法大)
 村田夏南子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)=世界ジュニア選手権3位
 永石美智(長崎・島原高)
 小黒真愛(早大)
 寺尾唯(日体大)



 【59kg級】

 9月の世界選手権で銅メダルを取った正田絢子(京都・網野高教右写真)に、全日本選抜選手権優勝の島田佳代子(自衛隊)が挑む。同選手権では、本戦で島田が正田に勝ちながら、プレーオフで敗れて世界選手権の出場を逃した。その悔しさを晴らせるか。

 全日本選抜選手権3位で7月にゴールデンGP決勝大会出場の機会を得た斎藤貴子(自衛隊)、全日本学生選手権優勝の佐藤文香(至学館大)、世界学生選手権2位の伊藤友梨香(環太平洋大)らの上位進出はあるか。

 《関連記事》
★12月14日: 【特集】全日本選抜女王の誇りを胸に、日本一へ挑戦…女子59kg級・島田佳代子(自衛隊)


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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《2009年優勝&世界選手権代表選手》
正田絢子(京都・網野高教)=世界選手権3位

@島田佳代子(自衛隊)=サンキスト・オープン優勝
B斎藤貴子(自衛隊)=クリッパン国際大会2位
B伊藤友莉香(環太平洋大)=アジア選手権3位、世界学生選手権2位
 佐藤文香(至学館大)=全日本学生選手権優勝
 鈴木紅夏(群馬・太田市商高)
 伊藤彩香(愛知・至学館高)
 栄希和(愛知・至学館高)
 隈部千尋(環太平洋大)
 津田香耶(環太平洋大)
 早見なつみ(福岡・小倉商業高)
 加藤優希(東京・安部学院高)
 岡谷恵利(法大)



 【63kg級】

 9月の世界選手権で北京五輪以来の世界一を奪還した伊調馨(ALSOK右写真)が実力を発揮するか。2008・09年世界選手権優勝の西牧未央(至学館大大学院)は体調不良で不出場なので、元世界チャンピオンの山本聖子(スポーツビズ)が対抗となるだろう。復帰宣言して2年近くが経ち、今度はどう闘うか。

 全日本選抜選手権3位の工藤佳代子(自衛隊)は7月のゴールデンGP決勝大会、9月のスポーツ・アコード・コンバット・ゲームズの国際大会出場を経て10月のサンキスト・オープンで優勝と力をつけた。その経験を生かすことができるか。若手では世界ジュニア選手権出場の渡利璃穏(至学館大)に台頭が期待される。

 《関連記事》
★12月16日: 【記録】クリンチの防御でも強い伊調馨(ALSOK)
★12月15日: 【特集】打倒伊調馨のため、基本に戻って猛練習を積む…女子63kg級・山本聖子(スポーツビズ)


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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《2009年優勝&世界選手権代表選手》
@伊調馨(ALSOK)=世界選手権優勝

A山本聖子(スポーツビズ)=ヤリギン国際大会優勝、アジア選手権3位
B工藤佳代子(自衛隊)=サンキスト・オープン優勝
 高橋海里奈(早大)=全日本学生選手権優勝、世界学生選手権3位
 渡利璃穏(至学館大)
 吉井瑞江(群馬・富岡実業高)
 上原榛奈(群馬・前橋西高)
 石岩優菜(群馬・西邑楽高)
 平野翔子(東海大)
 赤坂美里(国際武道大)
 佐藤喜歌(静岡・焼津水産高)
 歌田圭純(東洋大)
 渡部沙織(日体大)



 【67kg級】

 世界選手権代表の新海真美が72kg級へ出場するため、前年チャンピオン不在となった階級だが、2009年に世界選手権5位になっている井上佳子(至学館大)が一歩リードか。5月のアジア選手権で女子唯一の金メダルを取った飯島千晶(日大)がどう挑むか。全日本学生選手権72kg級で優勝した増尾優華(至学館大)が優勝争いにからめるか。


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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

A飯島千晶(日大)=アジア選手権優勝、世界ジュニア選手権3位
B橋本千紘(東京・安部学院高)
 井上佳子(至学館大)=2009年世界選手権5位、アジア選手権72kg級3位
 増尾優華(至学館大)
 土性沙羅(愛知・至学館高)
 興梠麻衣香(環太平洋大)
 吉元清香(環太平洋大)
 梶本千晶(関大)
 村愛(大阪・堺女子高)
 宇野杏奈(日体大)



 【72kg級】

 9月の世界選手権と11月のアジア大会で銅メダルを取った浜口京子(ジャパンビバレッジ=
右写真)のが城に、67kg級世界選手権代表の新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)が挑む。72kg級で2009年オーストリア・オープン優勝などの実績を持つ新海。どう挑むか。なお、浜口が優勝すれば14度目の優勝となり、男子の最多優勝記録保持者の森山泰年(1982−95年、グレコローマン82・90kg級)と並ぶ。

 全日本選抜選手権2位の鈴木博恵(立命館大OG)、同3位で世界ジュニア選手権出場の立光志織(王子自動車学校)が浜口のが城を崩せるか。

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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)

《2009年優勝&世界選手権代表選手》
@浜口京子(ジャパンビバレッジ)=世界選手権3位、アジア大会3位

A鈴木博恵(立命館大OG)=スポーツ・アコード・コンバット・ゲームズ2位、世界学生選手権2位
B立光志織(王子自動車学校)
 新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)=世界選手権67kg級5位、ゴールデンGP67kg級2位
 吉水麻蓉(群馬・富岡実業高)
 阿部梨乃(東京・安部学院高)
 新井明恵(法大)

 

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